そのスーパーへは普通自転車で行く。その日も3日分の買物をした。2階で日用品を物色。貼るカイロが目についたので、買物カゴに入れた。
家に帰ってよく見ると『貼らないカイロ』と表示されている。私は間違えた、と密かに舌を出す思いであったが、電話すると交換してくれると言う。
次の日すこし雨が降っていた。自転車はちょっと、と思ったので、運動がてら歩いて件のスーパーへ行こうと玄関を出たとたん、肝心の『貼らないカイロ』を持っていないことに気付き、引き出しを開け、確かめることなくソレを掴んで外出した。
スーパーの陳列棚から『貼るカイロ』を1袋取り、レジへ。その時、ン?私が手にしている『貼らないカイロ』と似ていると、何となく思った。
レジへ持って行ってレシートを出し、「交換して下さい。差額をお支払いします」と言うと、レジ係の女性が怪訝そうな顔で、「アノ、コレ、同じものでは・・・」と。
又しても、ン?である。いや、「やはり」と気がついた。
玄関から引き返して引き出しを開けた時、パッと掴んだものは、わが家にあった封を切っていない『貼るカイロ』。『貼らないカイロ』は、その後ろ側に隠れていたのだ。
あーあ、1度ならずも・・・・・。
『貼るカイロ』と『貼らないカイロ』、間違えて買うヒトからひと言。袋の絵を変えてもらえませんか。
(玉麗)