来客が続いて仕事にならない。
こういう時はサッサと諦めて、コマ切れの時間をいつも出来ないことに使おう。
娘が「大誘拐」観る?と言う。賛成!
もう30年くらい前の映画ではないだろうか。
10年以上前に1度観た。
今はビデオ屋さんへ行かなくても、ネットで配信しているのをテレビ画面で観ることができるそうで、その手順を私でもわかるように冊子にしてくれた。
和歌山の地主柳川家の当主82歳のとし子刀自を3人のチンピラ達が誘拐し、身代金を取ろうと画策する。
山歩きの途中をまんまとさらったまではよかったが、その後はおばあちゃんの手の平で転がされ、物語は進展する。
名女優北林谷栄を筆頭に、樹木希林、緒形拳、竜雷太、神山繁、水野久美、岸部一徳らに混じって、風間トオルが奮闘している。
「身代金は100億、ビタ一文まけられまへん」と啖呵を切ってチンピラ達を動かすおばあちゃんの真意は、どこにある?
誰も死なず傷つかず、ハッピーな気分なのに、ハラハラドキドキ。日本映画史上に残る名作だと言ってよい。
北林谷栄演じるとし子刀自が好感度抜群である。
こんなおばあちゃんになれるなら、82歳まで生きたいと、誰もに思わせる飄々痛快演技であった。
(玉麗)
見覚えのある映画でした。北林谷栄は独特の味を出す女優で
滅多に出なくても印象の深い人でした。
さて最後の一言「82歳まで生きればいいか」・・・
現在82歳の身には複雑な響きで「これまででもういいか」
と再認識の夜でした。
北林さんをみて、小さいころ可愛がってくれた
おばあちゃんを思い出しました。(雪)