わが家は昔から、「節電」と言われるずっと前から、暖房の節電をしている。
節電と言えば聞こえはいいが、単に「ヌクヌク」するのが嫌だから、というだけのことだ。
頭に近い部分はヒンヤリしていないと、そのうちボーッとなってくるので、「あったかーい」を好まない。
しかし、足元が寒かったらいろいろと支障をきたす。
なので、ずっと以前はホットカーペット、今は床暖を愛用している。
床暖って電気代高くないですかとよく言われるが、そんなことはない。
そんな訳で、あまり暖かい家ではない。
床上1,5mのところに温湿度計をかけているが、20度ぐらいだ。
ただし床は暖かい。
頭がスッとする室温では、動くとむき出しの耳が冷たくなる。
就寝前15分、リビングを歩くのを日課としているので、耳が寒いのは困る。
耳マフを作って使ったらとても暖かく、これはいいやと喜んでいたのに、もうどこかへ行ってしまった。
新しいのをすぐさま作ったものの、どうもしっくりこない。
すぐポトリと落ちる。
何しろ耳の形は難しい造形である。
これにスッポリ収まるものを作ることは、かなり困難な技である。
周囲に針金を入れて止めるようにしたのだが、使用したニットが厚すぎたのかもしれない。
こうなると、前のがよほど良かったように思えて、あちこち捜してみるが、まだ見つかっていない。
(玉麗)