台所のファンはカンタン 後編

取り付けてからまだ月が浅い。それにわが家はフライものをしない。炒めものにも油を使わず、肉の油分もほとんど取ってから炒める。よってファンの汚れは極力抑えられる。

ホラ、羽根が汚れていないじゃないの!油汚れ落としの洗剤をシュシュッとかけて、その間に蓋の部分の掃除に取りかかる。

さて、溶けた油はお湯で流しまーすとかなんとか言いながら、羽根をバケツの中でクルクル回していたら、ン?これはナンジャ?

数えはしなかったが数十枚ついている羽根の1枚1枚に、まぎれもない汚れた油がベットリ!洗剤で少しゆるくなって、やっと私の目に見える状態になったのだ。

しかしこれは、洗い流せるようなヤワなものではない。私は見てはならないものを目に入れてしまったように、大量の白い泡をシュッシュッ。羽根は白い丸い泡のかたまりと化した。

待つこと十分。(ホントはもっとおかないといけないのに)熱めのお湯で流したが、まだ流れない。とうとうブラシでこすることになった。さすがにブラシには抵抗することなくスルスルと落ちてゆく。ヤレヤレ。

油料理をよくする家庭は一体どうなってるンだろうと、あとで娘に問うと、たぶん掃除なんかしないのではないかとの答えが返ってきた。ヤレ、恐ろしや。

さて、取り外したものはまた元の位置に戻すさねばならない。見えてないのにーィと言ったとたんカチッと音がして、羽根はスンナリおさまった。ヘエーェ、じゃあこれも、とわっかを見ると矢印がついている。

ホラ、ここへ合わせろって言うンでしょう。それぐらいなら私にもわかる。これも難なく収まった。ファンを回してみる。ウン、なんとなく軽快な音になった気がする。メデタシ。私がドタバタやっている間に娘は1人でせっせと浴室みがき。

いつもそこそこキレイな家だから、激変!なんてことはないけれど、部屋中ピカピカになっているはずだ。

(玉麗)

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