家事って大変ですね。
台所の食器棚の扉が、カタン、といって傾きました。
これは!
蝶番が外れたようです。
そんな訳でまたも活躍。




蝶番(ちょうつがい)。
名前に蝶を使うとは、粋な計らいです。
由来はまた調べると致します。
我が家では蝶番といえば私の出番。(字面が韻を踏んでいます)
チョウツガイヤーと自称しています。
何某かの敵を倒すヒーローみたいですが、倒すのではなく、工具を使って締めるのです。
なぜ締めるのかというと、緩むからです。
緩むと、突然扉がガタッ!と外れます。
上下あるので完全に外れはしませんが、ナナメに傾きます。
チョウツガイヤーの私見では、蝶番は少しずつ緩んでいくのですが、扉を開ける際にほんの少しずつ余計な負荷をかけてしまうことが原因だと考えています。
釣鐘を人差し指一本で動かす、というあの謎のちからの作用です。
それにしても蝶番は不思議な金具です。
完全にバシッと締めればよい、というものでもなく、扉の開け具合をみながらちょとずつ締めたり緩めたりするのです。
おまけに余計な負荷がかかった扉は、日頃の体の癖でゆがんでしまう骨盤のように、長い年月を経て傾きが生じているので、開けやすい状態にするにはさらに微調整が必要になります。
工具を持って扉を開け閉めする私は、手練れの職人さんみたいです。
(雪)