気分転換で心の活性化(4/4)

気分転換の最高峰は旅行だと思う。

今いるところから離れて遠くへ、いや近くでも良い。

とにかく違う土地へ行く、これだけで日常は消え去り気分は一気に昂揚する。

 

私も以前はよく旅行していた。

いたと過去形になってしまったのは、目まいを起こすようになってピタッと行かなくなったからだ。

旅先であのような苦しい思いは絶対にしたくない。

今は旅行気分をほんのちょっぴり味わうために、デパートへ行く。

 

旅行には行った先々での買い物も含まれる。

せめてその部分だけでも味わいたくて出かけて行く。

しかしながら、最近のデパートにはワクワク感が不足している。

欲しいと思うものが少なくなった。

 

その代わりしょっちゅう行かないちょっと高めの店でも、バーゲンの時は必ず来てくれる客になる。

旅先での一見の客とは違う扱いを受けるのは、気分の良いものだ。

先日も特別な割引があったので出かけて行って、運よく気に入ったものを見つけて手に入れた。

 

「実は15日以後でないとダメなんですけど、澁谷さんだからあげちゃいます!」

と言って靴下をプレゼントしてくれた。

靴下といっても1足2,500円以上する、この店では!

いいのかなと言いながら、有難く頂いて帰った。

他愛のないことと言えばそれまでだが、気分はその、「ほんの少しのこと」で上下するものだ。

 

もちろん絵を描くことは、特別な気分アップに繋がる。

完成時の高揚感は、何を持ってしても味わうことのできない喜びに満ちて、しばらくは幸せな気分で過ごすことができる。

文章を書くことも然りで、いずれも創造することに依る心の活性化が、そうさせるのだと思っている。

(玉麗)

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