毎年思うことだが、何とかならんのか、アレは。
真夏の炎天下は37度、いやもっと高いかもしれない。
その熱地獄の運動場で、園児達が先生の吹く笛に合わせて動いている。
運動会の演技の練習かもしれない。
チビの中から1人の熱中症も出ないのだろうか。
どう見ても過酷としか言いようがないのに、毎年中止することなく続けられている。
私が園長なら、公園脇の木陰へ行かせるとか、テントを張るとか何らかの対策を練ると思うのだが。
あるいは、年ごとに暑くなる環境にも耐えうる体を作るための鍛錬か。
心配しても仕方のないことを思わずにはいられないほど、今日は暑い。
ちょっと遠いスーパーへ食材を買いに、キャリーを引いて歩いて行った。
夕方から雨とのことで曇ってきたので、午前中の暑さに比べると少しマシになっている。
橋を渡る時ふと、ここに黒い実のなる木があったナアと思い出した。
その木は橋下から生えていたが、何かの理由で切られていた。
もう何年か前のことだ。
下をのぞいてみると、ナント切られたはずの木が枝をのばし、もうすぐ橋に届くぐらいになっている。
ヘエーツ、樹木の成長ってこんなに早いのか。
そう言えばわが家のアフリカンプリンスも、切られるたびにドンドン大きくなっている。
人も木も、痛めつけられて大きく育つ。
炎天下のチビ共よ、逞しく育ってくれ、暑さになんかめげるなよ。
つぶやきながらバアサンが行く。
(玉麗)