日向夏の花の香りがベランダに漂っている。
この木はレモンのようにびっしり花をつけない。
つまり実が成るのも少ない。
もちろん味が上品で、いかにも高級感がするけれど、実が多く成らないから値段も高くなる。
さほど大きくはないのに、1個400〜500円ぐらい。
デパートならもっとするに違いない。
それゆえ1年に1回ぐらいしか購入しない。
ならば育てようとなって、今ここに在る訳だが、貴重な2個は完熟を待たず落下した。
1ツは酸っぱく、2ツ目はまあまあといったところ。
こんなんじゃあ育てている意味ないナアとブツブツ言いながら、筆先で交配を促した。
ビー(蜂)が来てくれないと受粉がうまくいかないのに、最近彼らの姿をあまり見かけない。
モッコウバラ、今年は一段と花のつき方が良く、上に向かって伸びた枝がたわわに花をつけ、その重みで枝垂れている様は圧巻であった。
雨が降って花に水分が溜まり、さらに重みをまして地上まで枝垂れていた。
もう花が終わったので、この重力を弱めてやろうと剪定した。
思い切ってバシバシ切ったので、ベリーショートの髪型になった。
切った枝の良い部分を取り、鹿沼土の鉢に挿木をした。
ついでにシバザクラも株分け。
ビオラとパンジーは抜いて、十分きれいなので通りがかりの人達にプレゼントした。
アジサイ(ブルー)を植えた。
初夏を迎える花壇、青と白で統一したい。
バイカウツギの花が開花した。
近くへ行くと、ほんといい匂いがする。
(玉麗)