暖かくなって陽射しも明るくなってきたというのに、私の頭の中はまたしても暗雲で覆われている。
2日前目覚めると、ア、アカン、まずいナ。
この前はすぐ治ったが、今日はそううまくいかないようだ。
胃の辺りから “出るゾ、出るゾ” と脅している何かがいる。
慌ててリクライニングチェアに横になり、30分じっとしていた。
少しおさまったので洗濯する。
それからずっと寝たり起きたり、シンドイ体を持て余している。
それにしても、ほんとにダメな体になってきた。
自分では無理と思うほど動いていないのに、そしてその夜は機嫌良く入眠したのに・・・・・。
翌朝フラ〜ッとすると、体に “もうアキマヘン” と言われてしまう。
今回の引き金は、手本描きであった。
考えてみれば今の私が、4枚もの手本を描くなんて不可能なのだ。
手本は、何もないところから1枚の絵を創り上げる作業である。
体はともかく、頭はフル回転している。
それを若い時みたいにこなしては、脳ミソが悲鳴を上げるのも当然のことだ。
頭が痛くなり、それが少しおさまると、頭が重くなる。
ドンヨリとした頭の中身をスーッとさせる薬はないものか。
それはきっと麻薬の一種で、悪魔の処方箋なんだろうナアとボンヤリ考える。
こんなこと書くと、
「玉麗先生、大丈夫かな」
となってしまいそうだが、大丈夫ですよ。
玉麗は、気合と努力と正義のミカタですから。
(玉麗)