先日、ミナミの生地屋さん「とらや」へ行ったときのこと。私たちの前を、中学生くらいの4人組の男の子が歩いていました。特別、イキッた※感じでもなく、ごく普通のルックス、ビジュアルのメガネ君たち。でもそんなに繁華街に慣れたふうには見受けられない。
雪「おそらく、日曜日にミナミ行こうぜ、って感じで来たんだろうな」
玉麗「和歌山あたりから出てきたんかな」
雪「えーそうかなあ、大阪の子じゃない?」
自分の中学校時代(八尾市在住時代)をふりかえれば、やっぱりそんなに行動範囲は広くありませんでした。ミナミ、キタ、なんて親と一緒にお買物に行く大人の場所というイメージだったし、八尾市の中のちっぽけな蛙だったのです。
八尾市から出て、行動範囲は広がり、外国などへも行ってみたりしたけれど、それはただ、物理的な範囲だけのこと。心のなかに無限に広げられる世界にはかなわない。
今回のイベントでいろんな方と知り合って、なんでも楽しい、とても勉強になります。職種がちがうだけで、別の国くらいの違いがあるなというのは大げさかな?
絵描きの仕事は孤高な世界、けっこう一匹狼。ふだんほかの人とコラボレートすることがなくて基本1人の仕事です。ミュージシャンの方は共演に慣れているせいか、ウェルカム!な雰囲気がとても自由で好きです。
「一緒に作品を作り上げていくのを、心から楽しみにしております」
大森ヒデノリさんがかけてくださった言葉を胸に、墨絵チームもがんばろう、うっちゃん!
※イキッた・・・大阪弁。「イキる」とは、「かっこつける」に似ているがそのニュアンスはちょっと違う。「自慢」「自分は特別」という感じを受けた時にも使用される。大阪ではごく普通に使われるけれど、他府県では通じないので注意。
◆バリエーション使用例(カッコ内は雪風意訳)◆
・「なあ、あいつ、イキってない?」(おいあいつ、目立ち過ぎじゃないか?)からかい半分またはやっかみの気持ちがこめられた場合。
・「ちょーちょー、どないした〜ん、めっちゃイキってんちゃうん〜?」(ねえちょっと、今日はやけにオシャレじゃない!どうしたの一体?!)親しい友達に冗談ぽく好意的にほめる場合。※この場合の「ちょー」は超ではなく、おい、ちょっと、などの意。
・「なにイキっとんねん」(なんだお前?エラそうに)あきらかに敵意をむき出しにした怒りモードの場合。親しい人向けて笑顔で軽く言場合は、好意的な気持ち。
外国などへも行ってみた→「好きな画家は誰ですか〜思い出のイタリアその1」
「〜思い出のイタリアその2」