大阪城は野生の王国その1

2015年3月2日。桃の節句の前日、花曇り&菜種梅雨のお天気のなか、大阪城公園へ向かいました。目的は、梅です。今年は出遅れたため不安でしたが、まだまだ5、6分咲きといったところで充分香りまで楽しめました。

梅の花はとてもきれいなんですが、全体を撮るとボヤ〜ンとした感じだし近寄って焦点を合わせようとしても、どうも構図が取りにくい。むずかしい・・・と悩んでいたところに、ふと前方をみるとおじさんの集団が。

カメラ小僧ならぬカメラおじさんがいたるところにおられる梅林ですが、集団となると(もしや)とピン!ときました。おじさんたちがカメラを向けるその先をすかさず注目すると・・・

 

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いました!メジロ君です。しかも1羽ではなく5羽ほどグループで1本の梅の木に集結しています!蜜を吸う彼らをビックリさせないように無言でシャッターを切ります。ただひたすらに。

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というと、カメラマンみたいでかっこいいんですが、とにかく動き回るので、まともな姿が1枚も撮れません。おじさん「カシャーンカシャーンカシャーン」どのおじさんも、びよーんとレンズがのびるゴージャスなカメラを手に慣れた様子でメジロたちを追っています。

私も負けじと「カシャーンカシャーン」連写の音は威勢がよいのですが、

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なんか、こんな感じに・・・

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画面にちゃんとおさまらず。

しかしこれはなかなかグッドなアングルです。メジロ君の顔がよく観察できます。この際、メジロ(目白)の名前の由来になっている目のまわりをじっくり観てみたいと思います。

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本当に白いです。クッキリと、まるで歌舞伎役者のメイクのよう。ひとみは真っ黒ではなく、人間のように茶色い部分と黒い部分に分かれているようです。

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蜜を吸う様子はとても愛らしいです。しかしこの体勢はすごい。この細い足で体を真横に支えています。

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たまにはストップしているのですが・・・

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これも面白い写真になりました。梅の方が主役になってしまいました。梅の木のかたちの観察もできます。古い枝からスッと誕生した新枝がすがすがしいです。

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触れてみたくなるような、きれいな色と毛並み。抹茶色です。私のメジロ写真はこのような感じでした。おじさんたちはもっとすごい作品に仕上がっているのだろうか?と気になります。今回学んだことは、「良い写真を撮るためには、とにかく撮りまくる」ということです。絵と同じですね。

私の新しいデジカメの連写機能はなかなかのものだなあと感心しました。まだまだ馴染んでいなかったのですが、これからますます活躍してもらおうと思いました。