立春、ジョウビタキ

2月3日節分。明日は立春ということですが春というにはまだまだ・・・ヴァレンタインを控えるこの時期は、1年でもっとも寒い頃ではないのかな?と思います。今日も底冷えする寒さでした。

2月1回目のお手本は、白梅とジョウビタキ。教室で皆さんの出来上がった作品を撮らせて頂きました。

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ジョウビタキ=尉火焚と書くそうです。

尉(ジョウ)は、老人を意味します。(ジョウビタキの頭部は銀白色)
火焚(ビタキ)は、鳴き声が、火打石を叩く音に似ているからだとか。チッチッという音は確かにそんな感じもします。こちらのサイトで、鳴き声を聴くことができます→『ジョウビタキ 日音の鳥百科 サントリーの愛鳥活動』

都会ではあまり見かけない鳥かなと思っていると、「先生、わが家の庭に来るんですよ」という方がいらっしゃいました。自宅の庭にこんな可愛い鳥がやってくるなんて素敵ですね。

お手本のジョウビタキは、オスです。メスは、ウグイスのように地味な色合いをしています。大きさは雀くらい。冬を代表する鳥のようです。

今回の白梅は、墨でボカシをかけ、その上に胡粉で描きます。グッとカーブした一本の梅の枝に止まったジョウビタキの図。梅の枝は本来、こんなふうにたれさがってからぐっと持ち上がるような恰好にはならないそうですが、そこが玉麗先生ならではの構図の妙です。

前回の鬼の絵とはまたガラリと違う品のある作品になりました。