“ホホッ”
と思わず言ってしまうような、一瞬心浮き立つ出来事が、このところ皆無状態。
口内炎は少し治まってきたし、首もちょっとはマシになった。
しかし今朝体調はよろしくなく、教室は休んで、娘だけが「行ってきまーす」となった。
たぶん手本描き過ぎ、コロナ禍心配、両方だろうと推測する。
ベランダの水やりは休む訳にいかず、頭の重いまま水栓をひねる。
予感があって、日向柑の向こう側をのぞいてみた。
“ホホッ!”
濃いグリーンだった実の上の方が、かすかに色づいている。
“ウワッ とうとう記念すべき日が来たね”
2ツ成っている実は両方とも固そうで、これがあの貴婦人になっていくのかどうか信じられないけれど。
でも1週間前にはどこを見ても色などついていなかった。
それがついに、ついに!
と喜んだところで、あと半年以上かかる。
ひょっとするともっと・・・・・。
しかし色がさしたということは収穫に1歩近づいた証だ。
そう思ったら、半年なんてすぐじゃないか。
わが家のベランダで日向柑を収穫する日。
なんと待ち遠しいことか。
頭の重い霧はいっぺんに晴れて、お腹が空いてきた。
(玉麗)