夜、洗濯をしている。
夕食・片付け・入浴の後なので、少々気忙しいが朝バタバタするよりも、と気づいたので。
と言うより、昨年11月頃から体調悪く、特に朝は気分が悪かった。
洗濯機がやってくれると言っても、干すのは人間の手である。
スイッチ入れてリクライニングチェアに横になり、息を整えておく。
それでもムカムカと気持の悪い状態に陥ることしばしばであった。
夜、洗濯しようと思えば、娘に入浴を早く早くとうながし、彼女が仕事でパソコン使用中は「明日洗う」とあきらめる。
等々、ほんの少しだけスムーズにいかないことあるが、朝の不調時よりはずっとマシである。
洗ったものは翌朝半分くらい乾いているのもうれしい。
洗たく物が毎日パリッと乾いている。
生活する上でこれほど重要なことはない。
乾燥機付洗濯機にすれば良いかもしれないが、それには何かと支障が多い。
では、浴室にガス乾燥機をつければいいではないかとやっと思い立ち、問い合わせたところ、そのように設計されたマンションではないため、給湯機、配管工事など含めて100万円近くかかるのこと。
あきらめた。
努力すればたいていのことは報われると考えていた。
いや、報われることを期待して努力したというより、性格的に一生懸命になるヒトだったようだ。
しかし人生の最終期になって、このままじゃ体がもたんワと重々理解するに至った。
洗たく物が乾かないからと言って人生が変わる訳でもない。
乾くよう工夫をすることは怠らないが、パリッとしていなくても1日我慢すれば良いことだ。
諦めることも必要だと思う。
それにしてもよく降るナア、今年の菜種梅雨。
「催花雨(さいかう)」とも言うらしいが。
(玉麗)