火曜教室が先頭を切って、「どうぞ良いお年を!」と言い合い、今年最後の教室を終了した。
「寒山拾得の図」はどの方も上々で、各々に個性のある「私の絵」を描いて頂き、少し手を入れてさらに生き生きとなった絵を見て、皆さん満足そうであった。
毎年の変わらぬ風景が、今年もまた続いていることに感謝している。
“どうぞ良いお年を”
に込められた日本人の思いは深い。
「今年1年無事過ぎました」
あるいは、
「少しは心傷むこともありましたが、来年はきっと良い年になってくれますように」
と、お互いを労わりあい、新年に期待を込めて言い交わす言葉。
数ある挨拶の中でも重要な、そして私が最も好ましいと思える言葉である。
1年に1度、年末にしか交わさない言葉は、年を経る毎に重みを増して耳に届いてくる。
コロナ禍の中で1年が終わり、また新しい年が始まる。
今年は例年以上に、早く終息を、良い年を、との再生の気持ちが強い。
年末年始は静かに過ごすことを心がけたい。
(玉麗)