ブログ「玉麗日記」の方でも記事にしましたが、本当に楽しい講座でした。
大阪府八尾市生涯学習センターかがやきでの、夏休みのボランティア企画「こども講座」。さまざまな講座があり、夏休みのこども向けの人気企画だそうです。
7月23日、私の講座「水墨画にチャレンジ ドラゴンを描こう!」がトップバッターで始まりました。
参加者は27名。プラス保護者の方々。プラス妹さんや弟さん!?大賑わいです。
使うものは、墨のみ。画用紙でなく本物の和紙と、おとなの体験教室用のちゃんとした筆を使いました。和紙のサイズはA3くらいで、のびのびと。5枚ずつ配って(みんな描ききれるかな?飽きるんじゃないかな?)と思っていたのですが、途中で「もう紙はないんですか?」と聞かれるほどの熱中ぶりでした。
余分に持って行った紙をさらに追加して計6枚。ほぼ全員が6枚もの作品を1時間ほどで完成させました。
はじめは遠慮がちに・・・でもだんだんのってきて、おしゃべりもせず一生懸命に筆を動かすこどもたち。私が資料として持参した龍の図録を見てマネして描いてみたり、どんどん絵が工夫されて進化してゆくのでとても面白かったです。
玉麗日記のほうでは載せきれなかったので、(全員ではないのですが)こどもたちの作品をこちらでご紹介。
全体に正確にとらえていて躍動感があり非常に上手です。
おなかの線がちゃんと描かれています。細かいところよく見ています。
彼は、白い龍と黒い龍を描いていました。この黒い龍には翼があります。
指先をようく見てください。ツメが描かれています。
なんと、1頭増えていました!
サラリと描いていますが、バランスがとても良いし、濃淡が見事です。
横に1本引かれた線は、水平線。右上の丸はお月様だそうです。幻想的です。
人がいて、中央には家もあります。ストーリーがうまれました。
サウスポーだった彼。線のタッチにセンスがあります。
オリジナルの構図がすばらしい。龍には翼があり、火を吹いています。人と戦っているのかな?
彼女も独特のタッチで、終始一貫してこのスタイルでした。面白いなあ〜。
黒を強調する子と線のみで表現する子にわかれました。彼は黒龍派のようです。
彼は立派なあごヒゲにこだわりがあったようです。
この顔は素晴らしいですね。シンプルで独創的です。
学年的にお兄ちゃんだった彼は1人で参加してくれました。クールで、絵も上手でしたね。
お名前をちゃんと落款風にセンスよく仕上げた彼女は、なんと双頭の龍を描いてくれました。
細かい描写が独特だった彼は、いろんな構図にチャレンジ。
にらみをきかせた目がお見事です。たてがみのするどさもよく観察しています。
1、2年生が半分ほどを占めており全体に小さなこどもたちが多い印象でしたが、騒いだりせず、道具をめちゃくちゃにすることもなく、みんなとっても良い子たちでした。絵が好きなこどもは、やはり集中力があり、すばらしいセンスを持っているのかもしれません。
最近は、情報過多の世の中で、こどもたちも大人びてかわいげがなくて・・・というイメージが先行していますが、小学生はまだまだ可愛い。絵をほめると照れくさそうな笑顔でうれしそうだし、これはなに?と話しかけるとこれはね、とたくさん話をしてくれます。とっても素直。
とても熱心に龍を摸写していた男の子に、「夏休みの課題で出してみたら?誰もこんな絵描いてないと思うよ」というと誇らし気にうなずいてくれました。
私も勉強になったし、とても楽しいあっという間の講座でした。
みんな、玉麗会に入ってくれないだろうか!?