鯛の短冊を買ってきた。
削ぎ切りにして三杯酢につけておく。
いつもならこれで鯛のにぎりを作るところだが、今日は手抜きで大葉を巻いて食べることにした。
カエル達にもおすそ分け。
薄く切り、さらに小さく切って、赤い物を乗せて与える。
スイカとかトマトなどを。
鯛は色が薄いので彼らによく見えないようなので。
1回か2回食べたら、ジャンはもう目印をつけなくても食べてくれる。
問題はニート族2匹。
ハウスにかくれたままのスリム・マルコに、エサを乗せたスプーンを近づける。
ペチッと音はいいんだけれど空振りが多い。
しっかり見ていない、いい加減な食べ方をするから、中味がどこかへ落ちてしまう。
中の方へ飛んで行ったら私達には見えない。
うっかり食べたと判断しようものなら、後日大変なことになる。
翌日すごい臭いがするので、おしっこしたのかと水を替えた。
でもまだクサイ。
スリムのハウスをのけてみたら、鯛が腐っていた。
主はちゃっかり外に出て寝ている。
スリムをつまみ出してマルコのケースへ。
敷物を変えた。
ン?まだ クサイなあ。
ハウスも臭う。
出して洗剤で洗った。
キレイになったケースに移してやると、慌ててハウスの中へ入って行った。
そう言えば、ウンチをしてク・ク・クと教えてくれていたのはスリムだった。
いつも快適な住居で住んでいると、不快なのは我慢出来なくなる。
どうやら、カエル達にも当てはまるようだ。
(玉麗)