基本を大切に

お掃除ロボを手に入れたと友人に話すと、彼女はロボットなら犬型が欲しいと言う。それも金属のAIBOではなく、フワフワの毛で抱っこしたくなるようなのを、と。

AIBOは一時流行した。近所の人は2頭も持っているとか。でも壊れてしまって、何度か修理したがもうダメらしい。

友人は「ロボットなら死なないからいい」と言うので「ロボットだって死ぬよ」と説明してあげた。「ロボット犬は掃除してくれへんしね」と言ってふと気が付いた。

大型でペットにもなり、掃除もしてくれる、そんなロボットが出来ればいいなあ。AIの世界は今後どんどん広がっていく。

ここで冷静に考えると、確かに現代は私が子供の頃に比べて、格段に進歩した。

しかし消費者は、ひたすら“もっと良いもの”を求める。制作者側は付加価値で、より高価なものを販売しようとする。

でも私は余計なものはいらない。基本を大切にしてほしい。つまり、掃除機ならしっかりゴミを取ってくれること。先端幅はもう少し広く。“狭い所をこまめに動いてくれる”よりも、“狭い所はタテにもなります”という具合に、広口でグングン吸い込むのが効率がいいに決まっている。

(先端が狭いと、何度も行ったり来たりする。さらに先端がグニャグニャ動くのもダメ。力のロスが多すぎる)

とマァ要求はさほど多くはないのに、現在市販されているものでは満足できていない。掃除機ひとつ取り上げてもこうだから、他のあらゆるものも言わずもがなである。

使う側も、“ちょっと便利”に誘導されず、あくまで本来の使用目的に順等なものを選ぶようにすれば、世の中全般がそうなってゆくように思うけれど・・・。

ムダなもの、多すぎると思いませんか?

(おもちゃみたいなお掃除ロボを買っておきながら)

(玉麗)

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