2月の手本にカエルが登場します。
このカエルのモデルは、
うちで飼っているヒキガエルのジャン君です。
ヒキガエルというと、
「イボイボしていてボテッとデカくてなんか気味が悪い」
という印象をお持ちの方も多いかと思います。
そこで、玉麗先生は
「ジャン君を頭にイメージしつつ、
ビジュアルはアマガエルに近いカエル」
を描きました。
なので、手本のカエルは、
正確にはナニガエルなのかはわかりません。
でも、玉麗会の皆さんは
水墨画を習ってこられる過程で、
技法だけでなく水墨画の持つ
「ワビサビ(侘び寂び)」や「イキ(粋)」も
自然に身に付けてこられたのでしょう。
「このカエルは何ガエルですか?」
という質問に対して、
「ジャン君をイメージして描いたんですよ」
という一言で、
「ああ〜、先生とこのジャン君ね」
と皆にっこり笑ってくれます。
ヒキガエルなのになぜミドリ色なんだ、
などと野暮な追求をする方はいません。
そして、つくしとカエル君の絵が完成すると
「春が来ましたね」
と皆とても喜んでくれます。
水墨画は素敵ですね。
(雪)