壁紙はホームセンターやコーナンでごく普通に売られている。
だから壁の下方が結露で黒ずんできたら、もしそれが1カ所ぐらいであれば、業者に頼むほどのことはない。
自分たちでやってみよう、と考えるのは至極あたりまえのことだと思っていた。
過去形にしたのは、それが至難の業であったことを物語っている。
以下は私と娘の壁紙貼り奮闘記である。
ゆ「幅80センチぐらいに切って貼るって説明してるよ」
玉「いや、繫ぎ合わせるとそこから又黒カビが出る」
ゆ「でも170近くもあるのに、、無理、シワシワになる」
玉「工夫すれば何とかなる 切ったらアカン」
ゆ「工夫ってどうすんの?端と端持って、もう1人手が要るよ」
玉「出来ます!こうやって、ああやって、ナンタラカンタラ・・・」
ゆ「もう!ホラ、ずれてきた、無理やって!」
玉「ここをテープで止めて丸まってくるのを、この板棒で押さえて・・・」
ゆ「切ったほうがいいって・・」
玉「切らないでも出来る!」
説明書通りにしない私に娘がイラ立ち、ツカミ合いには至らないまでも、けっこう険悪ムードになり、その度に紙がズレ・・・
それに、表の壁紙と裏のフィルムがマァなんとピッタリくっついていることか。
はがし口なんたっても、ちっともはがれマセン!!
悪戦苦闘、腰も足も手まで痛くなってきた。
しかし、道は急に拓けるもの。
娘が少しはがれたフィルムを力いっぱい引っ張って、ハサミでチョキチョキ切ったあたりからスムーズに進行するようになった。
もう2度と壁紙貼りはしない!と宣言したが、3分の1ほど残ったナァ・・と横目でチラリ。
(玉麗)