犬達と出会う夕暮れどき

夕食後おなかがパンパンになった。
鮭のムニエルとマカロニキャベツ・ポテト・トマト・レタスなどのサラダ、自家製ハクサイの漬物。果物は半分に切ったカワチバンカンであった。
少し残したが、マカロニサラダが多かったのかもしれない。

じっとしていたら眠くなってきたので歩くことにした。
この一角をひと回りすると、私の足では20分余りであった。
昔は15分で回っていたが、歩くのが遅くなったのだろう。

出たところでミニチュアピンシャーに会った。
まだ若い女の子で、犬を飼っている人大好きな子なのだそうな。

しゃがんで「おいで」と言うと寄って来た。
小顔で、可愛いクリっとした眼で私を見る。
風太に似た顔立ちに思わずなでなですると、飼い主さんが「可愛がってもらってよかったネ」と言ってくれた。

ちょうど私が歩く方向が一緒だったので、小走りに行くその子の後を追う形になった。
ちょっと立ち止まっている。
飼い主さんがしゃがんだのでウンチをしたのだと判る。

排泄の後は、ガニ股で数歩歩き、また小走りになる。
その様子を見て風太もそうだったと懐かしく、可笑しく・・・・・。
そのさきで左の脇道に入り、見えなくなった。

敷地に戻ると、前方からおもちゃのような小さな白い犬が一目散に駆けてくる。
しゃがんで迎えると、嬉しくてたまらない様子で尾を振りじゃれついてくる。
飼い主さんは知人なので、犬の方も警戒心が全くない。

そうか、この時間帯に外に出ると、犬の散歩に出くわすのだ。

ウチの子ではないので触るには遠慮がいるが、子犬達と会うのは嬉しい。
おなかのパンパンも少し楽になった。

(玉麗)

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