雨が降る前の暖かい日、メダカの水槽をきれいに洗った。
彼らの姿がよく見えるようになった。
向こうからも私達の姿が、底に砂でもあろうものなら、
ブワァーと舞い上がり、たちまち濁ってしまうことだろう。
と書いて、ア、そうなのかと気がついた。
姿を隠す手段なのかもしれない。
「ホラ、こんな宙返りできるんだゾ、スゴイだろ!」
と言ってるみたいだと笑っていたのだが、
メダカなりの敵襲来への備え行動なのだ。
水を替え、エサを与えていても彼らはあまり慣れることはない。
蛙達3匹はそれぞれに、性格らしきものが芽生えつつある。
スリムは泰然としていて動じないが、
ここぞの時はピョンと移動する。
マル子はいちばん小さく、美ガエルで、チョコマカよく動く。
ジャンゴは大食漢。
指を目前に持っていくと、ペチッと捕食しようとする。
よく歩き回るが、スネたようにじっとしている時もある。
そんな時、頭を軽く押さえると体を地面にくっつけて
ペチャガエルになる。
次の瞬間押さえた指を頭でグイッ!と突き出す。
意志のある動作をするのは今のところジャンゴだけだ。
遊んでやる?のがおもしろい。
生きものは飼っていると、いろいろ習性がわかってくる。
居心地良いようにしてやるのは飼い主の責任なので、
よく観察して対処する。
(玉麗)