研究会第1日目

緊張の時間である。
と言っても、私のことではない。

 

お軸に向かって皆さん真剣な眼差し、松の葉を描く手がスッスッと動いている。
1時間足らずの練習でけっこスムーズに動くようになる。
これが終わると幹、小枝へと進む。
そしていよいよ虎!

今回はお軸に下図を写す作業を、私達が受け持った。
教室は午後からなので、時間不足になるのを考慮してのことだ。

質問が時々発せられるが、それ以外はシーンとして張り詰めた空気が流れている。

牛の図(今年の干支軸)をやっと描きました、という方がいて、虎図の前に1本加筆した私は、もうすでに目が疲れている。

持参した目薬で目を洗って、やっとまともに見えるようになってきた。

黒1点のKさんが得意のシャレを飛ばし、全員爆笑。
それで座が和やかになり、制作が進む。

そして・・・・・3時、4時、時間が迫ってきた。
教室が借りられるのは5時まで。
焦りながら皆さんにゲキを飛ばす。

最後の人の加筆終了は、5時10分前。
それから後片付けなどなど、5時。
お疲れさまでした。
終わります。

家を出発して帰宅するまで10時間を費やした。

行きも帰りも道路が渋滞していたせいもあるが、近年稀なる出来事であった。

あ〜〜〜〜疲れた。

帰路、車中で反省会を行った。
あれはこうした方が良い、これは先に描いていた方がスムーズにいくなどなど。
とにかく時間との闘いなので、皆さん頑張ってください。

(玉麗)

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