「玉麗がブーツを履くための椅子」
が完成したとのメッセージが届いた。
わっ どんなだろう!
その椅子は息子が作ってくれていた。
強度の問題があって、最初のデザインから変更すると連絡があってから、動画のやりとりはしていない。
それゆえ完成品の想像が難しい。
彼はどんな工夫を凝らしたのか。
色付けはどこに施したのか。
ひょっとすると全部塗ったのか。
こんな楽しいプレゼントは初めてのことだ。
息子夫婦が椅子を大事そうに抱えて来てくれる日、その日はタコ焼きパーティを催すことに決めた。
そうなると行かねばならぬ、グズグズしてはいられない。
私はタコ焼きを焼いたことがないのだ。
パーティの前に1度くらいは練習を兼ねて、カセットコンロの使い心地を試しておく必要がある。
雨だしどうしようかと迷っていたが、気を引き締めてヨドバシへ行ってこよう。
えー 雨降ってるのに大丈夫?と娘が背後で心配する。
濡れた路面で滑って転んで、そこへ暴走車が突っ込んで・・・
なんてことにでもなったら、
“母は椅子を楽しみにしていました”
とみんなで泣いてくれい。
(ここから外出)
さて、無事帰って来ましたヨ。
タコ焼きプレートをキャリーに入れて、
ついでに大阪駅構内にあるイカリスーパーで、お昼の弁当とパーティ当日のアイスモナカも手に入れて、意気揚々と。
交換してもらったタコ焼きプレートは、直径3.5センチの丸い窪みが19個。
ちっちゃいネ、おもちゃみたい。
息子ならば1人で全部食べてしまいそうだ。
まあ交代で何回か焼けばいい。
他にもつまめる料理を作っておこう。
楽しい行事でウキウキ、ワクワクはしゃぎすぎると、数日後反動がドッとやって来る。
自分の手綱をしっかり引き締めておこう。
椅子、どんなのかナア。
(玉麗)