玉麗戯画(+動画サクラ)

(本日の動画はブログの一番最後にあります)

鳥獣戯画の線描きは、生き生きとして力強く、作画崩壊などどこにも見られない。

1ツだけきになることを発見。
カエルの足の指が3本しかない。

わが家のカエルの本を見ると、手の指は4本だが足の指は5本。
ジャン達も同じである。

たぶん省略して描かれたものだろう。おそらく、作者はカエルをデッサンしてあの絵を描いたのではなく、擬人化して運筆しているのだと思われる。

後世の者が、足の指が3本しかないのはどうしてだろうか、などと些細なことに疑問を持つことなど予想外のことであろう。

なぜ突然こんなことを書いたかといえば、ジャンゴの動きがあまりにも愉快で、戯画を思い出してしまったからである。

思い出したからには、その絵を調べておかないと・・・。
という訳で、絵巻物についてのページをめくった。
スマホでチャチャっと調べない(調べられない)人の家には、そんな本があるのだ。

重たいので、床に座り込んで読んだ。これにも説明がいる。
教室兼アトリエは、今倉庫・スタジオ化しているから、机の上が雑多なものでいっぱい。
大きな本などを広げる場所がない。

ジャンゴがケージの壁に手をついて動く様を、目に焼き付けておこう。
もちろんカメラで撮って記録してあるが、頭の中で記憶しておくことが、最も望ましい。
筆を持ったらすぐ描けるように。

「玉麗戯画 風太編」は何枚か創った。
この次は、カエル版でいきたいと企画している。
カエルの苦手な人でも、思わず口許が緩むようなものを、と考えている。

べべ・ロッカの
「水墨画3分ムービー 100回シリーズ」
第20回は「サクラ」(2分43秒 音あり)です。

【雪ログ】
100回シリーズ、5分の1は「桜」で達成しました。
2020年の春は、例年のようにお花見ができない方が
たくさんいたことでしょう。

桜は、あのどっしりとした木や根っこに支えられているからこそ
美しく花を咲かせることができるのでは、と思います。

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