絵の手本

特別教室の予定日が希望者でうずまってきた。何を描きたいのかも、ほとんどの人が決まっている。こうなってくると、俄然張り切ってしまう。

会員によっては、いっぱい資料を集めないと描けない手本を希望する。

私に伝えておけば、何とかしてもらえると、皆さん思っている。

私は今まで何枚の手本を描いてきたのだろう。
一般教室でいえば、36年分。
1年に24枚、と単純に計算して864枚。

特別教室は、その年によって変わるので計算しにくいが、1,100枚ぐらいはあるだろう。
その他に絵ハガキも200枚は下らないと思う。

これに自分の作品(個展など)を加えると、2,500枚を優に超える。

この中の多くは、40〜50代に描いたように記憶している。

36年間も絵を描いていると、半分以上は資料ナシでも描ける。

けれども、昔のように描きちらすことはなくなった。

イメージ図を必ず作り、それをもとに描いてゆく。気に入らなければ、描きなおすことも厭わなくなった。

年を経てせっかちになってきたのに、絵に対してはとても慎重になっている。

今日3枚のイメージ図が出来上がった。

きっと私の顔には“やる気になれば、こんなもんサ”と、書かれているに違いない。

(玉麗)

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