お墓の広告が折り込みチラシに入っていた。
友人のM子さんが以前、樹木葬のお墓を探していると言っていたのを思い出し、電話した。
箕面の山の上に決めて、もうお金を支払ったとのこと。
自分が眠る場所が決まったら「なんか落ち着いた」と言う。
彼女は私と同じ年齢である。
そうか、そういうものなのか。
私は2年前、墓じまいをした。
永代供養をし、やはりほっとはしたものの、まだ自分の墓のことになると考えがまとまらない。
M子さんが契約したのも永代供養付きだそうで、もし後々にお参りする人がいなくなっても心配いらないそうだ。
合同納骨だから費用は10万以内で収まったと言っていた。
天王寺区の「真田丸大應寺浄苑」この便利な土地でも合同納骨型にすれば、10万少々で可能だとか。
ちょっと心動く広告であった。
彼女は大阪平野が一望できるその地が気に入って購入を決めたそうだが、お参りする人達にとってはちょっとばかり遠いと言っていた。
天王寺なら近くて良いだろうが、ビルの谷間なのかもしれない。
さて、私は一体後どれくらい生きるのだろうか。
やはり、骨を埋める場所は決めておくべきなのか。
この答えは、いくら私がせっかちでも、一朝一夕には決め兼ねる。
(玉麗)