2023年最初の手本は、玉麗会、澁谷玉麗にとって重要なテーマである「椿」です。
椿は、毎年1回冬から春にかけてのこの時期、必ず手本として登場します。
しかも今回は墨のみ。(花芯部分に金を少し使用しています)
椿を描く時は、皆気持ちが初心にかえるのか、すごく真面目(いつも真面目ですね)で、自分に厳しくなるようです。
全然ダメだ、とか、椿に見えない、とか言いながら皆さん、奮闘しているのです。
でもそれは、いつも言うように「上達している証」です。
どうもうまくいかない、わからない、何年も経つのに!
と歯痒い思いをすることがあると思います。
そんな時、自分の目の前には見えない壁があるみたいに感じますね。
ちょっとうまく描けたかも・・・と思うのも束の間、また壁は現れます。
その繰り返しで、少しずつ上達してゆくのです。
全く成長しない人には、壁は現れません。
お手伝いしますので、一緒に壁を乗り越えましょう!
さて椿を描くときの注意点を、もう一度思い出してみてください。
やはり基本の葉っぱ?
なんと言っても花弁?
ひとつひとつ細かい運筆も大切ですが、椿はバランスも気にしてください。
バランスの意味は、教室で説明した通り。
いつも何回もしつこく話すことですね。
教室で、Mさんに勧められた「五瓣(ごべん)の椿」。
ちょっと暗めですけど、私は好きです!とおっしゃっていたMさん。
早速、その日の帰りに本屋さんで買ってきました。
時代小説は久しぶりですが、Mさん、面白いです。
(雪)