小倉山荘百人一首 “どれがお好きですか?”

先日、阪神百貨店へおつかいに行った時。

久しぶりに小倉山荘のお菓子に出会いました。

懐かしい。

色々種類があったけれど、いちばんオーソドックスなものを買って帰りました。

これですね
小さいおかきが8種類入っている
さてどれから食べよう

 

会社員の頃、お土産でこのおせんべいをいただくことがありました。

ひとりひと袋ずつ8種類の味。

「どれからいきます?」
「これかな」
「えー意外!」
「私はこれが好き」
「それはないですね」

などと騒がしくおやつタイムを楽しんでいましたね。
懐かしいです。

 

おっと、その前に。

これら8種類の小さなおせんべいには、1つ1つ意味と、それぞれ百人一首の歌があるのをご存知でしたか?

紹介しましょう。

【散る花】春

 

えびあられ・・・風味豊かなえびを使用した桜いろのえびあられ。

【第33番 紀友則】
「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 春のちるらむ」

超有名なこの歌!
ひさかたの〜で「ハイッ!!(バシ!)」とカルタにアタックできたら格好良いですね。

 

【ならの葉】夏

 

黒ごませんべい・・・風味豊かなごまを使用し、香ばしさを引き立てた一品。

【第98番 従二位家隆】
風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける

 

【有明の月】夏

 

写真左より
・黒大豆あられ・・・黒大豆をつき込んだ香ばしいあられ。
・甘醤油せんべい・・・海苔をちりばめた甘醤油の上品なおせんべい。
・サラダせんべい・・・満ちる月に面影を似せた味わいの深い塩味のおせんべい。

【第81番 後徳大寺左大臣】
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる

 

【もみぢ葉】雑秋

 

あおさのりせんべい・・・香り豊かなあおさのりを練り込んだ甘醤油味。

【第26番 貞信公】
小倉山 峰のもみぢば 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ

 

【初霜】冬

 

ザラメあられ・・・かささぎの橋に降りた霜に見立てたザラメと醤油の味が絶妙なあられ。

【第6番 中納言家持】
かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

 

【墨染の袖】雑

 

海苔巻きあられ・・・墨染の袖に見立てた海苔を巻いた磯の香ただよう一品。

【第95番 前大僧正慈円】
おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖

 

さて、私の食べたい順番はどうでしょう。

こんな感じです。

夏の「有明の月」シリーズがお気に入りです。

なので、最初に1枚、そして最後に1枚。

好きなもので挟む作戦!

1は安定のサラダ味。
8は甘醤油味が美味しいですね〜〜。

 

みなさんはどうでしょうか?

 

ちなみに玉麗先生はザラメが好きらしいです。

(雪)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA