発想はよかった

胸が痛い。

昨日の後遺症だろう。蓬(よもぎ)の怨念かもしれない。

橋のたもとの三角地は、一辺が道路、一辺が橋、残りの一辺が切り立った崖になっているため、畳一帖のどの空き地は誰も入らない。

そこは蓬とセイタカアワダチソウの楽園であった。彼らは地上部分は枯れていても根っこは生きていて、来るべき春のために力を貯めている。

それを、公共地整備作業員でもない人間に、それも非力のバアサンに、ましてや真冬の雪の日に、力まかせに引っ張られようとは、よもや思いもよらぬこと!

雑草とはいえ、私の背丈ほどもある。私は、私と同じぐらいの力の人と綱引きをして、ねばり勝ちをしたようなものだ。何しろ、この根を新作の材料にしようと意気込んでいる。

だが、蓬の必死の抵抗により、私の体はコンクリートに押しつけられた。したたか打って痛いのだとばかり思っていたが、綱引きをしたのだ。胸部の筋肉が肉ばなれ状態になったのかもしれない。貼り薬を頻繁に取り替えて対応している。

で、根っこは役に立ったかどうか?

残念ながら、イメージと合致せずボツになった。あーあと思いつつも、今度はもっと形の良い根を探そうと、めげないヒトである。

(玉麗)

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