前に読んでから1年ぐらい経っているだろうか。
待ち時間がある用事で外出した時、この本を持って出た。

ひょっとしたら5回目かもしれないと思い出しながら読み始めた。
やはり面白い。
少しずつ時間が余った時に消化していたが、クライマックスになると半日かけて読んでしまった。

沢木冬吾「約束の森」。
この本は、“ジャケ買い”した。
ドーベルマン・ピンシャーの絵がカバーについていたので、思わず手にとってしまった。

一気に読んで、涙がポロポロ流れた。
多分風太が亡くなった後のことだっただろうと推測する。

あの大きなドーベルマンが、元は小さなミニチュアピンシャーから作られたなんて考えられなかったが、そうらしい。

読んで泣いたと書いたが、この本は、感動もの・動物ものの類ではない。
お涙頂戴物語ではなく、スリル・サスペンスの部類に入る。

それなのにマクナイト(犬の名)が主人公ではないかと思われるほど生き生きと、さらに言うなら惚れ惚れするほど美しく描かれていて、同じ体型を持つ風太の親としては誇らしさで胸が一杯になってくる。

『本』と書かれた引き出しに4冊入っている。
その他の書籍は作り付けの本棚に並んでいる。

新しい本を度々購入するので、本棚は文庫本で溢れている。
この中から再度読む本を取り出すことはマアない。
『本』の引き出しの中、4冊の本が愛読書ということになるのか。

(玉麗)

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