ノコギリの出番はないと書いたが、実はあった。
木版ではなく、プラスチック製のフロのイス。
新しいのを買ったので、古い方はベランダに出しておいた。
花の手入れなどこれに座ってすると楽なので重宝している。
しょっちゅう使うものではないので、ある物のカバーに使っている。
２年ほど前エアコンを買い換えた。
ベランダには板を敷き詰めている。（大工さんにやってもらった）
掃き出し口に高さを合わせているため、下のコンクリート床から１０センチほど高くなっている。
この下空間にエアコンの水を流すプラスチック管を通した。
前のもそうなっていたのだろう。
壁に沿って床面に到達した管は、一度曲がって「犬走り」を避けるため５０センチほど板の床面を通ってから床下に潜る。
この出っ張りがいかにも邪魔で、私の足はなぜか吸い寄せられるように近づき、蹴つまづく。
何度もコケそうになってキケンがいっぱい。
「こんな工事して、バカめ！」と叫びたい事がいくたびか。
しかし・・・・・。
この下には「犬走り」があるのだ。
書いて初めて気がついた。
仕方ない。
今まで通り、フロイスを置いて注意を喚起するしかないか。
せめて納まりの良いように、イスの下部の一部を切ろう。
そこで登場、プラスチックノコギリ。
でも、板と違ってプラスチックはなかなか切れない。
ギコギコ、ギコギコ・・・・・。
指が痛くなってきた。
電気コテなども併用して、何とかU字に切断できた。
仕上がりは全く美しくない。
しかし納まりはよくなった。
奮闘した親指が内出血する惨事に至った。
手袋をはめてなかったバツだろう。
（玉麗）
