大神(おおみわ)神社「入山の心得編」2/3

とりあえず大神神社を目指して、ここまでやって来た私です。

家を出発する時から登山を考えていたわけではないのです。

 

「狭井(さい)神社」へ向かうと、なんとそこが、御神体である三輪山野登拝口となる場所でした。

 

噂には聞いていました、ハイキング気分でいるとえらい目にあうと。

10分おきくらいに、神社の方が「初めての方こちらへどうぞ〜」と声をあげて、三輪山への登拝が初めてという方に説明をされています。

三輪山の入山方法です。

・狭井神社に入山受付口があり、300円を支払います。

・入山用紙に名前・住所・電話番号・入山時刻などを記入し、「三輪山参拝証」の襷(たすき)と案内図をもらいます。

・襷(たすき)と入山用紙は下山した時に、またお返しします。

それで、完了。

 

神社へお参りしてからチラリと説明を受けている人々を見ると、ちゃんと登山にふさわしい格好をした人ばかりです。

一方私は、ウールのセーターにウールのコート。

スニーカーにジーンズですが、エコバッグを肩から下げています。

何この格好。

かろうじて、いつものショルダーポーチではなく今日に限ってウエストポーチに変えていたのは、何か予感があったのでしょうか。

とはいえ、元々はカフェでモーニングをするためのリラックスしたビジュアルなのです。

 

昨日の雨で足元はぬかるんでいるだろう。(危険)

さすがにエコバッグはないだろう。(失礼)

そう思った私は、鳥居をくぐって(また参ります)と潔く戻りかけていたのですが、突如くるっと踵を返し、一礼して鳥居をまたくぐり、気づくといつの間にか申し込みをしていました。

 

神社に限らずよく、どこかへ出かけ用としていたのに急に用事ができたり、天気が悪くなったり、行く気がなくなったりなどなどで、キャンセルになることがある。

そのような時は「これは行くなということだ」という話を聞きます。

特に神社では、いかなる理由でもそこへ行き着けない場合、それは「神様に呼ばれていないのだ」、という都市伝説が。

この時の私は、まさにその逆です。

蛇神様は私のエコバッグをお許しくださったのか。

 

さて、ここへ到着してから何度目かの「初めての方〜」の説明を受けて、私はすっかりお参りする気満々です。

お参り、すなわち入山です。

頂いた案内図には、入山心得・禁止事項・所要時間が記されています。

心得の1番目には、

一、三輪山は神体山です。敬虔な気持ちでの登拝を願います。

と、あります。

禁止事項には、

一、火気の使用禁止。

一、撮影・スケッチ禁止。

一、水分補給以外の飲食禁止。

一、お供物は持ち帰る。

一、山中の草木・土・石を採取しない。

一、自然を改変する行為(石を積むなど)はしない。

など・・と、あります。

所要時間には、

往復の所要時間は約2〜3時間。

登り下りの行程は約4km。

最終下山時刻は午後3時。

となっていました。

厳しい文言は、三輪山が御神体であることを強く伝えています。

 

守らねば!

 

自然に対しては真面目な私は、屈伸運動をして足首をよくほぐしておきました。

転ばないようにしないと。

山中にはトイレはありませんので、念の為行っておきましょう。

そうそう、水を売っているので買いました。

 

入山前には登拝口で、御幣(ごへい:お祓いの時に使う白い紙のようなものがついた棒)を手に取り、自分でお祓いをします。

御弊を手にしたのも自分で自分にお祓いをするのも、人生で初めてのことですね。

エコバックが吉と出るか凶と出るか。

それでは、登ります!

つづく

(雪)

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