7月になるとバーゲンが始まります。割引に心おどるのは誰もが同じだと思いますが、「◯◯%オフ」の商品と並んで、「新着商品」が登場します。新着商品は、今の時期だと少し先の秋のものなのかというとそうではなく、まさに今着るべき夏の商品ばかりです。旬なのに、バーゲン品とは別格に扱われる「(セール)除外品」なのです。
あれこれ見ていて「あ」と目がついた場所には「セール除外品」。思わず手がひっこみます。「セール」と書かれた棚で安心して商品を手に取ると値引き価格が表示されておらず、店員さんに尋ねると「そちらは除外品です」。
バーゲンど真ん中なので、せめて10%とかほんの少しでも割引があれば気分も上がるのですが、とんでもない。「新着除外品」は例外なくみな定価。黄門様の印籠のごとく我々に威圧感を与えます。「こちらは除外品なので」と言われたら「はっ それは存じませんで!」とひれ伏すしかないのです。
(たいてい除外品様の魅力にあらがえない私です)
(雪)