郷里の友

友人の連れ合いが入院したと聞いて、お見舞いの電話をかけた。

「どう?」と聞くと、堰を切ったように話し出した。
もうこうなると、私の近況など差し挟む余地はなく。「ヘーエ、ふうん、あ、そう・・・・・」と相槌を入れるのみ。

彼女はなかなか辛辣な意見を言う人で、ちょっと敬遠したい部分も今までならあった。
ところが、今回はそんなことは皆無で、ひたすら自分の過去の病気とダンナさんの経過の話で終始した。

まあお見舞いの電話なんだから仕方ないかと思いつつ、1時間ほど聞き役に回った。
ちょっと疲れた。

でもひとつだけ、鼻がよく匂う話題が出て、何年か前、臭気テストに合格した話を私が合間に入れたのが結構受けて、盛り上がった。
臭気検査師?にはなれないとわかっただけで終わったアルバイトであった。
(気分が悪くなり1回こっきりでやめてしまった)

友人は心臓の大手術をしたが、最近はとても元気にしているとのことで安心した。

郷里はだんだん遠くなり、このところ帰郷することはなくなった。
それでも20数年過ごし、育った地である。
折に触れ、友人達と電話で話すのはやはり嬉しい。

(玉麗)

郷里の山にも、都会のスーパーの敷地内にも、春になれば、つくしは生えてくるのである。(雪)

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