私はからしきダメだが、回りには英語の堪能な人が何人かいる。Oさんもその1人。彼女の案内で英語落語を聴きに行った。
その日は別のグループで発表会があったから、Oさんの出演はなく、事前にかいつまんでレクチャーを受けた。私にでも解る言葉や演者の所作を繫ぎ合わせて、そこからはイマジネーションの世界である。
場所は中央区の高津神社。彼女の家から歩いて数分の距離であった。“英語”であるからして、観客も日本人ばかりではない。さして大きくない会場は大入り満員であった。
最初に、英語落語はこんなものと説明があった。日本語も少し混じるが、ほとんどが英語である。私のような人のためにゆっくりとしゃべってはくれたが。
10歳ほどの男の子、東南アジアの女性、オーストラリアの男性など、皆素人ながらなかなかのものであった。87歳の日本男性が、演目”健康長寿”を10分間つとめ上げたのには、拍手喝采であった。
エアコンがよく効いていてだんだん寒くなり、これはアブナイと思ったので、残念ながら10分休憩の間に席を立った。
最初の説明の時、日本人は手を挙げて下さい、次に、アメリカン?チャイニーズ?その他、と続いた。最後に、エイリアン?と言ってほしかったナァ。手は挙げませんけど。
(玉麗)