君の名はカネタタキ

ベランダのリ・リ・リが力強く、何だかすぐ近くにいるような・・・。

娘がそうっと近付いて、“ここ?”と指さしている。先日捕獲したゴミムシ達を入れてある鉢。虫達が出ない程度の穴をあけたフタをしている。間違いない、この中だ。

あのテンヤワンヤで捕まえた虫の中に、確かコオロギがいたように思う。思い出せば、コオロギよりはもっとほっそりして色も濃くはなかった。

そうか、私は観たのだ。あのリ・リ・リの主を、そうとは知らず、チラッと。とにかくパッとつかんで虫かごに入れた。

虫だけなら後で見たらわかっただろうが、腐葉土やら草も一緒に放り込んだ。鉢には土を入れ、虫かごの中の虫達をポンッと入れ、サッとフタをした。これでは確認のしようがない。

ともあれ、私は見た。あの澄み切った声を出す愛しの君を。何だかじっとしていられないくらい、ウキウキする。

しかし・・・いいんだろうか。あんな所へ閉じこめてエサもやらず・・・エサ?そうだ、メダカのエサを入れてやったらどうだろう。

捕まえられて環境が激変したにもかかわらず、4日で落ち着き5日目から鳴いている。森の中の住人は、この辺の虫達より美しい声を聞かせてくれる。

ふと、元にもどしてやった方がいいのかしらん、と思ったり・・・。

(玉麗)

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