4月29日、本日は長居講座が開催されました。今日のテーマは?
「ハナショウブ」です。
ところで、アヤメとハナショウブとカキツバタの違い、わかりますか?先日、道端で見つけた花。これはこの3つのうちどれなのでしょうか?
3つの種類を見分けるにはいくつかポイントがあるようです。
その前に、それぞれの漢字を確認してみます。
アヤメ=菖蒲
カキツバタ=杜若
ハナショウブ=花菖蒲
ややこしいことに、アヤメとハナショウブが同じ漢字なのです。また、もうひとつ間違えやすい植物に、ショウブがあります。こちらも菖蒲です。しかし、ショウブは、ショウブ湯でおなじみのあのショウブで、ハナショウブとはまったく別物です。ショウブの花は、ガマの穂のようで上記の3種とは違うことがわかります。
さてショウブは置いておいて、3種類に戻ります。
・見分けるポイント1:咲く場所が違う。
アヤメ=土が乾燥している場所
カキツバタ=水辺などの湿地帯
ハナショウブ=乾燥地でも湿地でも咲く
これはわかりやすいです。ですが、ハナショウブがどちらでも大丈夫ということでは決定打に欠けるように思います。
・ポイント2:花の模様が違う
アヤメ=あやめというだけあって、花弁の元に網目状の模様
カキツバタ=花弁の元に白い目の模様
ハナショウブ=種類が豊富だが、どれも花弁の元に黄色い目の模様
これで見分けられそうです。と、いうことは・・・上記の画像の花は、網目模様がハッキリしているので、アヤメです。ほかにも背の高さや葉のかたちなど少しずつ違うそうですが、私はこれからはわかりやすい花弁の模様でチェックしてみたいと思います。
ということで、長居講座でのお手本は一応ハナショウブということでしたが・・・今回は墨一色の作品だったので、3種類、どれでも当てはまるような気もしました。
今日は、多くの方が苦戦されていましたが、味わいのある水墨画作品ができました。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。次回は、5/28(土)ハスの花です。またお待ちしております!