ウチのマンションにクリスマスローズが植えられていたなんて、知らなかった。
それもそのはずで、ポスト集団のある奥の扉を出ると中庭になっているが、目を引くものはなかった。
いや、そう思っていた。
ところがある日、白い花が見えるので外に出てよく見ると、うつ向きかげんに咲くかの花だった。
ヘエーッ 陽当たりの悪いこんな所で、よくマア咲いてくれたネェ。
この場所を改造した時植えたのだろうけれど、今まで咲いたのを見たことはない。
発見の第2弾は、土筆(つくし)。
スーパー正面に向かって左側の植え込みは、つつじが植えられているが、手入れが悪いのかまばらになって、その間から毎年雑草がつつじを覆うくらい生える。
主なものはオニタビラコとスギナ。
人さまの庭なれど、オニタビラコのタネは飛ぶので、時々抜いていた。
私と同じことをする人がいるようで、植栽の脇に雑草の枯れた塊を見ることもある。
スギナがボウボウとしてきたら、もうたちうち出来ない。
マァこれはこれで、緑の一部と思えばいいのだ。
今日、オニタビラコがそろそろ姿を現す頃だとふと見たら、何かしらある。
ン?
つくし!!
そうだよネ、スギナはスギノコとも言うが、“子”ではなく“親”なのだ。
この根からつくしが芽を出す。
道路に面して開放的で明るいところ。
つくしを発見したのは今年が初めてで、たぶんスギノコもその地になじんでから“子”を成すのであろう。
持って帰ろうかと思うほどかわいいボウヤであった。
(玉麗)