冬は太陽の偉大さに平伏す思いがする。
南側のガラス扉から射す陽のなんと暖かいこと。
カエルも虫も、もちろん人間もゆっくりとほぐされてゆく。
わが家は今、風邪菌に支配されている。
娘は一番に食いものにされて、扁桃腺を腫らし、発熱した。
水を飲むものも痛いとかで、ゼリーで2日耐えた。
熱が下がってからは頭痛・吐き気でひどい目にあい、4日目ようやくソーメンが食べられるようになった。
トマト雑炊・おかゆ・お茶漬け、とにかく食べられるものを作り、マスクをつけて給食オバサンが運んで行く。
トイレ以外は自室から出ないように。
とにかく今、私が共倒れするのは絶対防がねば。
クッシャン、クッシャン、ハックション、いかん、何かがせまってきている。
あわてて背中にカイロを貼り、陽の当たる場所へ。
熱いお茶を飲む。
風邪菌は“寒い、乾いている”状態で、増殖するらしい。
太陽はきっと苦手に違いない。
土曜日、雨が降る予報。
猛威をふるっているらしいインフルエンザも、風邪も、おさまってくれるのを願っている。
(玉麗)