墨だけの雪景色を描くコツ

2月1回目の手本は墨だけで描く風景画。

雪と民家です。

墨の雪景色はたいへん人気があります。

水墨画を学ぶ人なら誰もが描きたいと思うテーマですね。

風景画を上手にかつ効率よく描くコツはいくつかあります。

色を使う場合は色情報によって、簡単に絵のなかのさまざまなものを描き分けることができます。

ただ、墨だけの場合「黒」のみですよね。

この黒をいかに使いこなすかは、濃淡によってさまざまな黒を作ることが大切です。

 

それから、描く順番も意識しましょう。

絵のなかに描かれている対象物はざっくり分けると

・近くにあるもの
・遠くにあるもの

の違いと、

・形がはっきりしているもの
・形がはっきりしないもの

の違いがあります。

 

まとめると、近くて形がはっきりしているものが、たいてい絵の中の「主役」ですので、最初に描きます。

例えば、「家」「大木」「橋」など。
形がすぐわかるものは、パッと最初に目がいきますよね。

 

反対に、遠くではっきりしないものは、最後に描くのが良いです。

例えば、「山」「空」「水」など。
多めの水を使ってさーっと塗る部分などは、最後にします。

この順番は、必ずしもいつもこう!というわけではありません。

例外も時にはあります。

例えば、やや遠方に見える橋や家など形のあるものが絵の中にあれば、それはアクセントとして大切なので最初に場所をマークしておくと、周りが描きやすくなります。

小さくて遠いけれど、実は隠れた主役みたいなものですね。

 

優れた絵には物語が込められていますので、じっくり鑑賞して、「あ、これは何だろう」「この道はどこにつながるのかな」「季節はいつ頃かな」など、まず想像してみることも楽しいですよ。

時には、作者の遊び心や秘密のメッセージが読み解けることもあるかもしれません。

(雪)

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