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澁谷玉麗・澁谷雪【小品展】
2026年1月19日(月)〜31日(土)
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G「端に色のついたタオルの数が1枚少ないねん」
Y「そのタオルは記憶にある!確かに洗濯機に入れた」
G「そうそう、入れてるところ見たから間違いない」
Y「入れて、出して運んだけど、室内で干したのはお母さんか・・・」
G「タオル全てをチェックしてるわけじゃないしなあ・・」
Y「どこかに紛れてるとかは」
G「洗濯機の中も、周辺も、タオルのストックも確認したけどないねん」
Y「けど確かに昨日、このタオル端っこが紫色やなって思ったの覚えてるから間違いない」
G「もう他に心当たりがないけどなあ」
Y「2人の話がこれだけ合致してるのに、おかしすぎる」
G「時々、こういう不思議なことが起こるなあ」
Y「今からマジックを見せたるわ」
G「?」
Y「ジャーン」
G「あ!あったん!どこにあったん?!」
Y「どこやと思う」
G「うーん、あ、アトリエ倉庫に干してたんか!」
Y「その通り」
G「なんでそんなところに・・・」
Y「これは、そもそも記憶の勘違による事件やねん」
G「どういうこと」
Y「確かに、私はタオルを洗濯機に放り込んだ、そしてお母さんもそれを見ていた、この事実に間違いはない」
G「うん」
Y「しかし、それが行われたのは昨日ではなくその1日前、おとついのことやってん!」
G「昨夜のことじゃなかったん!」
Y「この探していた紫色のタオルは、昨夜使って干す場所なかったから一旦アトリエ倉庫に干してん」
G「ていうことは、洗濯機に入れるところを2人が見ていたのは・・・」
Y「別のタオルやってん!」
G「そうやったんか」
Y「その光景だけ2人も記憶で合致してたけど、1日のズレが生じててん」
G「見事に勘違いしてたんか」
Y「これは、『容疑者Xの献身』のトリックと同じや」
G「無事、事件が解決してよかった」
ていうか、なんで私が容疑者なんでしょうか。
(雪)

