ホテイアオイの手本を描きながら、各教室にてお話ししたエピソードを紹介したいと思います。
私はアゲハ研究家であり、これまでに多くのアゲハ蝶を羽化させた経験があります。
(およそ1,000頭以上)
ちょうちょの数え方は、「頭(とう)」といいます。
その理由として3つほどありますが、最も有力な説は①とされています。
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①英語の「head」の直訳説(関連文献ー『数え方の辞典(飯田朝子著・小学館)より』)
明治時代に海外から輸入された昆虫の標本カタログや、動物学の文献において、動物の個体数を数える際に「head」という助数詞が使われており、これを日本語に直訳した結果、「頭」になったとのこと。
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他には、
②「珍しいものや貴重なもの」を数える説(関連文献ー『かぞえ方絵辞典(PHP研究所)より』)
動物の数え方「昆虫編」の中で、「頭」は、珍しいものや貴重なものに分類される、とあります。
蝶が鑑賞や研究の対象とされたときに、珍しいもの貴重なものとして扱われたため、「頭」で数えられるようになったとのこと。
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③その他「標本の価値」(関連文献ー『日本人の数え方がわかる小辞典(PHP研究所)より』)
頭の欠けた蝶の標本は価値がないため、「頭」ベースで数えられるようになったとのこと。
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一般的には、動物の数え方として、人間より小さい生物を「匹」、人間より大きい生物を「頭」と区別する傾向がありますが、蝶のように小さい昆虫が「頭」と数えられるのは、上記の西洋の動物学における「head」の概念が導入された影響が最も大きいと考えられています。
ただし、日常会話では「匹」や「羽」を使うことも多く、これが間違いというわけではありません。
特に、学術的な場面や、正確な数え方として「頭」が用いられることが多いようです。
なるほど。
head=頭(翻訳)という単純なことだったのですね。
そもそも海外(特に英語圏)では、家畜などの動物を数える際に「head」が使われるようです。
日本でも頭数(あたまかず)という言い回しがありますよね。
しかも現在でも使われています。
しっかり人数を把握して数えたい場合に使用されるイメージです。
あれ?
なぜアゲハの話か・・ホテイアオイのお手本からトンボの話をしたかったのですが、全ちがう内容になりました。
また次にしたいと思います。
(雪)

