一泊だけの旅行というのは本当にあっという間の出来事ですね。
福岡の旅も、翌日目覚めるともう帰る日です。
きょうは研修日本番、会場に向かいます。
博多駅から近くの場所で、5時間部屋にこもってパソコンと向き合います。
とは言っても何度とお会いしている先生と、久しぶりの同志、Yさんとの再会。
いろいろお話もしつつ、なごやかに時間は過ぎていきます。

勉強がおわり、懇親会は今夜ののぞみで帰る私のために、博多駅構内のお店にしようということになりました。



我々はまず、豚骨ラーメンを食べることにしたのですが、さすが本場、博多駅周辺どこかしこもラーメン屋さんがいっぱいです。
おまけに、クセのある香り・・・これは豚骨スープのにおいに違いない!

我々は駅構内のラーメン屋さんで細麺・かためのラーメンを食べました。
ここのお店の豚骨ラーメンは意外とあっさりしていてとても美味しかったです。
そのあと、庶民的な魚のお店へ入り、乾杯。
名物のゴマサバ、ブリサバ、佐賀県名物のイカシューマイ、ぎょろっけ、明太子天ぷらなどを食べました。
ぎょろっけは、魚ろっけ(コロッケ?)ということで、魚のスリ身を揚げたものだそうです。
九州は海に囲まれた場所なんだな、と改めて思えるような新鮮な魚たちは、とても美味でした。
20時発名古屋行きののぞみに乗る私に合わせて解散となり、後ろ髪をひかれつつ、改札でさよならしました。
帰りは16号車、こちらも先頭車両です。
今度は間違いなく、指定席車両を確認しました。
先頭車両はホームの果てに位置するため、利便性を考えてみな避けがちのようです。
だから空いてるんですね。
玉麗先生に、いまのぞみに乗りましたと連絡を入れるとすかさず、「寝るな」との司令です。
おっと、それは無理な相談かもしれません。
行きはさまざまな出来事があり一睡もしませんでしたが、帰りは懇親会で乾杯をしており酒気帯びです。
しかも、行きとちがって、ガラガラの16号車、緊張感はなく空気は澄んでいます。
おそらく、広島で多少人は増えそうですが、私のとなりに再び爆睡兄さんが乗ってくることはないはず。
きっとこの閑としたムードのまま大阪に着くのではないかと思えます。
ただし油断してこのまま寝たら私は爆睡姉さんと化し、次に目覚めるとき、そこは名古屋でしょう。
私はおもむろにお土産のつもりで買った袋を1つあけ、眠気覚ましにボリボリとお菓子を食べはじめました。
帰路というのは、やや疲れもありますがそれより「大阪に着いたらそこで旅も終わり」という寂しさが押し寄せてきます。
改札でお別れした先生、同志の姿が目に浮かび、もうすでに昨日のことのように思えるのはなぜでしょう。
ここで寝たら寂しさからは解放されますが、夢が一瞬で終わってしまいます。
博多駅周辺およそ500m圏内限定、というミニマムな移動範囲にも関わらず、不思議な充実感があった今回の旅。
私はすこしでも長くこの哀惜をかみしめようと、オヤツを食べつつ、高速で過ぎてゆく暗闇をながめて旅の余韻にひたるのでした。

(雪)

