子鬼とうさぎとかまくら

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澁谷玉麗・澁谷雪【小品展】
2026年1月19日(月)〜31日(土)

※次回、雪の在廊予定は1/28(水)午後2時〜4時
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1月の2回目手本、「かまくら」です。

(生徒作品1)
(生徒作品2)
(生徒作品3)

豪雪地帯出身のHさん曰く、「かまくらはあまり暖かくはない」ということですが、実際はどうなのか・・北海道へ行けば体験できるのでしょうか?

私(雪)は冬生まれのせいか、暑さより寒さに強く、夏より冬の方が好きで、さらに雪を描くのも好きなのです。

厳密にいうと、水墨画では「雪」は描きません。(場合によっては白い絵の具を使うこともあります)

この作品のように、マスキングと言って紙でかまくらの型を作り、周りを色付けることで和紙の地の色を残し、それを雪に見立てます。

お手本は同じものを見ているのですが、かまくらの形がそれぞれ微妙に違います。

よく見ると、中に入っている子鬼も全然違うんですよ。

(可愛い:少年風ですね)
(可愛い:女の子風ですね)
(めちゃ可愛い:一番幼い感じですね)

なんという可愛らしさ!
見ていると和みます。

どの教室のどの子鬼たちも皆愛らしくて、とても良い作品になりました。

ロウソクの部分はやや難しく、みんな苦戦しそうだったので、炎の描き方を途中で変更しました。

ただ今回は大変だった分、作品を制作する時の工夫を少し感じていただけたのではないかと思います。

絵にはストーリーが必要です。

そのストーリーを見る人にどう感じてもらえるか、どう伝えるか、という細かい設定や、工夫を考えるのがとても大切です。

ストーリーをあれこれ想像している時は楽しいですが、「絵」という形にしていくには、実際やってみて、あ、違うとなったり、変更したり、思った以上にめんどくさいことがたくさんあります。

その分、出来上がった時の達成感はひとしおですし、作品を見てくれた人の温かい感想をもらえる時は、苦労が報われる瞬間なのです。

玉麗会の「手本」は、創作における「めんどくさくて大変な部分」を全部済ませた完成品であり、スムーズに作品にできるという素晴らしいシステムなのですね。

一般的に、画家は自分の作品を作るのが仕事です。

いわゆる創作活動ですね。

ですが、初心者を含む「多くの人が作品を作る」ことを可能にしたのが玉麗先生です。

しかも高レベルの。

手前味噌と言われようが、玉麗先生の40年間の功績は、言葉にできないほど偉大なものだと思っています。

自分自身の作品も作りつつ、多くの人に作品を作らせた、こんなことをやってのけた画家は他にいません。
知らんけど。

玉麗イズムがあなた自身、あるいはあなたの周りにも、いつもどこかで息づいているはずです。

私の子鬼たちも街に飛び出し、多くの人の心を和ませてくれることを祈っています。

(雪)

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