うちわと寒天

今朝の新聞に、

「ことわりや日の本なれば 照りもせめ さりとてまたは 天が下とは」

小野小町の和歌が紹介されていた。

歌舞伎で使う小道具のひとつらしい。

 

私はこの歌をサラサラとうちわに描いたらいいナアと思い、切り抜いておいた。

サラサラと表現したが、そんな技量のある人はそうそういるものではない。

斯く言う私も、仮名書道は習ったものの実用にはとても・・・・・。

しかし私は絵は描ける。

涼しそうな何かをサッと描いて、その横にこの31文字を入れれば何とかなるかもしれない。

 

夏菓子を頂いて食後に出した。

娘が言う。

「この寒天という奴・・・“あっさりしてて感じはいいねんけど、もひとつ話が噛み合わん人”みたいやな」

いい得て妙ナリとの言葉があるが、娘は時としてその芸を如何なく発揮して、私を笑わせてくれる。

 

確かに寒天ってつかみどころがなく、味はないし、ダイエット食には向いているかもしれないが、しいて食べたいものではない。

ただそれは冷菓の方であって、ゼリー状のお菓子の方は私の好物でもある。

噛み合わないどころか、ネチャネチャと饒舌でありながら、意外とアッサリした人を思わせる。

ポイと口に放り込んでムシャムシャで終わりでは、食べものを作った人に申し訳ない。

悪口も含めて、食するときは感想を言い合い、1人住まいの人はひとり言を言いながらいただくようにしたいものだ。

 

今年はうちわを描く課題がなかった。

来年は、いや今からでも描きたいと思う。

うちわって便利な道具である。

ベッドの横に置いて、パタパタしているとそのうち眠くなる効果もある(?)

試してみてください。

(玉麗)

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