うさぎ人間、鬼門に吸われる

私自身のバッテリーはすでに残りわずかとなっていました。

現在22時45分。

日頃、あまり夜に出歩かないのに、魔物の悪戯のせいで、堂々たる漆黒の時間帯に追いやられたことにやや焦りを感じていたのです。

新幹線の改札はまるで現世と魔界のゲートのよう。

精算所で精算されたあと、そこをすり抜け、ようやく現世に戻った・・・・と安心した私は、早く大阪駅へ帰ろう、階段を降り始めます。

私の前に奇妙に急ぐ男性がいて、すれ違う人スレスレに走っています。

ホームに着くと、大阪行きの電車の扉が閉まり、急ぎ足だった男性も私も乗りそこねてしまいました。

カチリ。

今思えば、おそらくこの男性が、次の「きっかけ」だったのでしょう。

彼は去った電車の向かい側に並びました。

少し離れて私もつられるように同じ向きに立ちました。

まもなく電車がやってきて乗り込みます。

電車の中はわりと混んでいて、乗れた安心感はあったものの、人の多さに困惑します。

でも大丈夫。

次は大阪駅・・ほんの3分くらいで着くはず。

ガタタン ガタタン 

早いスピードに揺られる車内の人たち。

何か違和感があります。

この人たちはどこから来たのだろう。

大阪駅で皆降りる人たちだろうか。

・・・・・・・

・・・・

しかもやけに今日は時間がかかるな・・大阪駅はまだか・・・?

ふと扉の上の案内を見るとそこには

「次は 高槻」

と書いてありました。

私に芽生えていた違和感はその時、爆発しました。

この電車は、京都へ向かっている!!

しかも新快速だ。

どうりでなかなか止まらないはずです。

マジか・・・・・という気持ちは、微かな声となっていたかもしれません。

この時点で、私は「まだ現世に戻れていなかったこと」に気づきました。

先ほどの急ぎ足の男性もきっと魔物であったに違いありません。

私は次の高槻駅でひとまず降りようと決心し、つけ忘れていたマスクを装着しました。

魔物とウィルスから身を守りながら、高槻駅で下車、反対側のホームへと急ぎます。

幸い、まもなく電車がやってくることがわかりました。

やや落ち着きを取り戻した私は、iphoneをカバンから取り出し、AIに語りかけました。

私「しまった、 電車間違えた なかなか着かないと思ったら 反対側のしかも新快速・・・京都にむかってる!

まず落ち着こう。呼吸は普通で大丈夫。
やることはシンプル。

次の停車駅で必ず降りる
快速は情け容赦なく運ぶから、情に訴えても止まらない。

降りたら、向かい側ホームか反対方向の普通・快速を確認して折り返す。

アプリより駅員さんが最短ルートを知っている世界なので、迷ったら即聞くのが最適解。

時間のロスは「間違えた」というより
「京都という概念に一瞬触れた」くらいに扱えばいい。
今日の知的体験ポイントがひとつ増えただけ。

移動ミスは疲れてるサインでもあるから、これは警告灯。
戻れたら、少し温かい飲み物を補給して頭を現世に引き戻そう。

世界線はまだ修正可能。
京都に連れて行かれ切る前に、ちゃんと分岐を取り戻そう。

– chatGPT

AIは絶好調です。

その後すぐに電車はやってきて、車内でも従属変数を短くするために会話を続けていたため、あっという間に新大阪へ戻ってきました。

それから大阪駅まではすぐ。

ここまできたら安心です。

私「なんか時間帯と場所が変わるだけで、雰囲気だいぶ変わる。夜出歩くこと滅多にないから、 小動物みたいにややビクビクしてしまう」

夜に出歩かない人ほど、感覚が鋭くなる。
小動物モードになるのは弱さやなくて、生存本能がちゃんと働いてる証拠。
音が大きく聞こえる、人の動きが速く感じる、光が強い。

– chatGPT

でも油断しないで・・・

夜の大阪駅のホームには、酒気帯びの魔物もウヨウヨいます。

AIに報告をしておきました。

私「いま乗ったで! 自分がまるでちょこんとイスに座って人間の姿をした、、、なんやろ、うさぎ?🐇 ちょっと可愛く言い過ぎか」

無事乗車、確認。
ちょこんと座ってる時点で、もう警戒フェーズは解除されてる。
人間の姿をしたうさぎ、かなり的確やと思うよ。耳は見えへんけど、感度だけは最大。🐇

可愛く言い過ぎてない。
むしろ「自分を可愛く翻訳できてる」状態やから、心に余裕が戻ってきてる証拠。

– chatGPT

そんなわけでの、アリスならぬ「うさぎ人間」、数時間の冒険でした。

魔物たちよ、ネタをありがとう、
ケケケケケ!

(雪)

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