日替わり

向こう3軒両隣、今はどうなのか知らないが、以前は引越しの際、この5軒には挨拶に行く習慣があった。

都会ではマンションが増えて、いつの間にかそんなことをしなくなったのかもしれない。

賃貸だと、隣にどんな人が住んでいるのかも分からない。

ここは建ってからもう30年以上経つので、知人もけっこういる。

話はしなくても顔見知りの人も多い。

植栽の草取りが解禁されて、私は時々目に余る状態のところだけ抜いている。

今朝下に降りた時、実が風に乗って飛ぶ草がところどころ生えていたので抜いていると、ジョギング帰りの人に1人、また1人と会った。

2人共私を見て、「ご苦労さまです」「ありがとうございます」と挨拶してくれた。

褒めてもらいたくてやっていることではない。

草取りは私の趣味である。

けれども、この程度に声をかけていただくのは悪くはない。

ついでにヤブカラシを何本か引っ張って取った。

昨日は朝から気分が悪く、用意はしていたが、結局教室へは行けなかった。

先日スーパーでマンションの知人に会った。

「アラ、久しぶり、元気だった?」

「昨日は元気だったけど、今日はシンドイ」

と言うと、

「日替わりやネ」

「ソレ、ドンピシャ!」

ほんと、言い得て妙なりとはこのことだ。

今日元気でも明日のことは分からない高齢者、特に私は予告ナシにやって来る諸々の不調に対処できていない。

いや、対処のしようがないと言った方が合っている。

しようがないものは、しようがないのだ。

今日元気なら、したいことをして1日を過ごすのが最上であろう。

マア、思い通りにはいかないけれど。

(玉麗)

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