わが家のカエル達、ジャンとマルコは自然を全く知らない。
いやひょっとしたら卵からオタマジャクシになって、2〜3日ぐらいは池の中でいたかもしれない。

オタマジャクシすくいの屋台のお兄さんに網でザッとすくわれて水そうに放たれ、たまたまやってきた母娘が興じたおかげで再度すくわれて、その家でカエルに成長し 9年と10ヵ月。
彼らは土ガエルとも呼ばれるのに、土に潜る生活をしたことがない。
タオルや毛布の切れ端が寝床になっている。
自然の中で生きのびるには狩りをしなければならない。
けれどもここでは食物に不自由をしたことがない。「ちょうだい」と目で訴えれば嬉々として与えてくれる。

どんなものを食べさせているんですかとよく聞かれる。
虫なら何でもと言いたいところだが、冬場に調達することはかなり難しい。
そこで魚の切身やとり肉などを与えているが、マルコはジャンに比べて小さいからか、神経質で最近すぐお腹を壊す。
火を通せばいいのではと気がついた。
とりももを小さなかたまりに切り、茹でる。
それを小さく刻みスリバチの中で小さなスリコギを使い、すり潰す。
豆粒ほどに丸めてスプーンにのせ、彼らの目の前に持っていくとパクッと食べる。
ジャンは6個ぐらい、マルコはせいぜいその半分。
もっと食べるようなら与えるが、食べすぎは人間でも良くないことだからと控えている。
マルコには1個から始めた。
思った通り、お腹は大丈夫だったのでひと安心。
これで彼らの食べものの心配をしなくて済む、上々だ。
少し暖かくなったら、野菜の苗を買ってきてベランダで育てよう。そこにやってくる虫達を期待して。
畑が欲しいナアとつくづく思う。
(玉麗)

