取り残されない訳

暑さ寒さはブリ返した時、より体にこたえてくる。

雨が続いて少しマシだった暑さが、また盛り返している。

37度を越してしまいそうな勢いの中、盆休みを終えた人々が仕事に戻る。

ほんの少し静かだった街路に排気ガスが溢れ、ますます暑くなる。

先日の食事会で疲れ果てた私は、翌日またしてもリクライニングチェアのお世話になり、半日グッタリしていた。

そうだ、このチェアともあと2カ月でサヨナラする。

Aちゃんの妹が、画像を送ってと息子に言ったとのことで、みんなで撮影会になった。

動画がよくわかっていい。

ならAちゃんがモデルで座ってみて。

全方向から撮った方が。

みな口々にいろんなことを言うから、その声がしっかり録音される。

息子が撮った最初の録画に入っている声を聞いて、オバアさんが1人いる!

変な声〜と大騒ぎ。

黙ってるからもう1回、と言っておいて、その人がまた喋る。

私です。

3回目、まずはチェアだけを全方向から、と息子が言う。

カメラマンは娘に交替して、彼はリクライニングになる様子を演出。

物干し竿でスイッチを押す係へ。

より美しい画像作成に日々努力している娘は、手慣れた様子でソファに座ったAちゃんを撮影してゆく。

Aちゃんはピラティスの先生。

その美しい姿体は、何をまとっても似合っている。

今日は白い上下に茶のベスト。

ブルーの文様が鮮やかで、優雅にリラックスする佳人を演じてくれた。

私は喋らないように口に手を当てて、隣の部屋から覗き見するヒト。

いい動画が撮れた。

これを見たら、Aちゃんの妹も「欲しい!!」ときっと思ってくれる。

その後Aちゃんと娘は、スマホで今やっていることを話題にしていた。

「ナンタラがカンタラだから、いいよね」

「やっぱり◯△⬜︎・・・は×+÷の方が・・・」

息子が私に言う。

「わかる?」

「わからん、サッパリ・・・」

息子はモノ作りの人である。

私もまた同じようなヒト。

花台を作る時なんか、設計図まで描いて打ち合わせ会議をしたものだ。

息子がアナログのおかげで私は、

「若いモンだけがペチャクチャ喋って、ワタシは入っていかれへん」

なんてことにならずに済んでいる。

(玉麗)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA